MT4(MetaTrader 4)用マルチカラーRCIインジケーターのページです。
1つのサブウィンドウの中に複数の期間で描写されたRCIをカラフルに表示するインジケーターです。
RCIの使い方
RCIは現在のプライスが上昇してきたか、それとも下降してきたか、今よりも前の価格と比較して評価してくれるテクニカル指標です。
一般的に、買われすぎや売れれすぎ、割高か割安かといった判断をすることができます。
日本では-100%から100%の値で表記されることが多く、それに対して欧米では-1.0~1.0で表記するのが普通です。
RCIは、
-100%から100%に線が向かっているときは買いトレンド
100%から-100%の方向に線が行くときは売りトレンド
と判断することができます。
使い方の一例として、
RCI線が底をつけて-0.7をこえたら「買い」
天井をつけて0.7を下回ったら「売り」
でエントリーします。
RCIは、ローソク足の順位で計算されているので、強い上昇のときは100%で、強い下降のときは-100%に線がはり付くことがあります。
そうなった場合は、より短い期間や短い時間足を使って判断します。
マルチカラーRCIインジケーターのダウンロード
RCIインジケーターは、残念ながらMT4に標準で搭載されていません。
FXブローカーによって用意されたものか、コミュニティからダウンロードしてきて使います。
複数のRCIを同時に表示したい場合、同じサブウィンドウにRCIを複数回ドロップして、期間をそれぞれ設定することで、マルチ期間のRCIを表示させることが可能です。
問題点として、複数本のRCIインジケーターを入れるとMT4が重くなってしまうデメリットがあります。
RCIはローソク足1本ごとに期間分の順位付けを計算してやる必要があるため、長い期間のRCIを入れると確実に重くなります。
その問題点を解決したインジケーターがこのマルチカラーRCIインジケーターです。
計算処理を軽くする工夫が施されています。
1つのインジケーターで複数本のRCIをカラフルに表示可能です。
マルチカラーRCIインジケーターをダウンロードしたら、
MT4 > ファイル(F) > データフォルダを開く > MQL4 > Indicators
の中にmcRCI.ex4ファイルを入れます。
MT4に戻って、ナビゲーターウインドウのインディケータを右クリックして更新を選びます。
これで使える準備が整いました。
インディケータ一覧のなかにあるmcRCIを選んで「チャートに表示」かチャートにドロップすれば設定画面が出ます。
設定画面では、「色の設定」で色や線の太さ、スタイルを、「レベル表示」でしきい線を変更可能です。
各RCIの期間は変更不可です。
0番から8番まである色の設定で「None」を選択すれば特定期間の線を非表示させることができます。
それぞれRCIの期間は、
0番 期間5
1番 期間10
2番 期間12
3番 期間18
4番 期間24
5番 期間30
6番 期間36
7番 期間42
8番 期間48
となってます。
いちばん値動きとシンクロするのが、期間10か期間12の線です。
期間5のRCIは、押し目買いや戻り売りに用います。
大きな期間の線は大局の判断に使います。
緑系のRCIがずっと上や下に張り付くときは大きなトレンドが継続中です。