“FIRE”とは経済的自立のことで、やりたくない仕事をやらなくても、自由に生きていけるだけの金額を仕事以外から得られている状態のことを言います。
その金額は2025年時点で年間400万円です。
それ以下の金額はサイドFIRE、部分的自立という状態です。
なぜ年400万円か
なぜ年間400万円以上得ていないとFIREとうたえないかというと、2025年時点の平均月収が33万円、33万円×12か月=396万円、普通に働いて得られる年収が約400万円なので、それ以下だと普通に働いている人より劣るレベルであり、経済的自立とは言い難いからです。
FIREをうたえる金額は年々上昇する
いま、賃上げ率が約4%になろうかとしています。
ということは、今年の平均月収が33万円なら、来年には4%増の34.32万円になるということです。
年収になおすと約412万円になります。
今年よりも12万円ぶん、給与以外の収入がちゃんと増えていないと、ずるずると普通に働いているだけの人に負け始めるということです。
自由な生活、好きなことをして暮らせるはずのFIREが、どんどん極貧生活になってしまう危険性があります。
賃上げ上昇に負けない資産運用が絶対に必要
FIREしてから「こんなはずではなかった!」とならないためには、金融資産の運用が年4%以上で回っている必要があります。
今年よりも来年に年率で4%以上資産が増えていたら、ちゃんと賃上げ率以上の収入を保てるというわけです。
年4%以上のリターンは難しくない
実際問題として年4%のリターンは難しい話ではありません。
米国の株式はここ10年平均で年約10%の株価上昇をはたしています。
上昇する年と下降する年があってバラツキがあっても、長期でみれば年10%前後のリターンが確保できるのです。
10%の半分でも5%あるので、米国株式以外の債券など手堅い資産クラスと組み合わせてリスク低減したバランスファンド型にしても4%の達成は容易いといえるでしょう。
いずれにせよ、しっかり資産運用することは重要です
バリスタ型FIREが増えている
今まで個人経営や個人事業をやったことがないような会社人がいきなり、無職のFIRE人生になると、その差からFIREに躓くことがあります。
それは、実は仕事に生きがいがあったり、社会とのつながりが大きく減ってしまう生活の変化のせいだったりします。
そんなことにならないようにする必要の方法が、やりがいの自由度の高い仕事をする、バリスタ型FIREと呼ばれる形です。
収入的には仕事をする必要がなくても、仕事のやりがい、社会とのコミュニケーションを維持しつつ、暮らす方法です。
ほかに勉学や研究、資格取得にはげむFIREもあります。
FIREを目指す際には、ライフスタイルや人生目標に合わせて、どう生きていくか選ぶことが大切なんです。
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