新NISA制度になって、高配当株に投資することがひとつの人気になっています。
高配当株とは、期末や半期ごとに配当金の支払いがあり、その配当金が投資金額に対して高い利回りになる株のことです。
具体的には、配当利回りが3%~4%を超える銘柄が高配当株と呼ばれます。
配当利回りが高ければ何でもいいのか?
配当利回りが高ければ何でもいいのかというとそうではありません。
配当金が出ているということは基本的に会社が利益をあげているということですが、必ずしもそうとはいえないところが注意点になります。
高配当株に投資するときのチェックポイント
高配当株に投資するときには次のようなことをチェックしてみましょう。
- 高配当になった理由が特別な理由、たとえば特別配当や記念増配など、一時的な要因によらないか
- 高配当になった理由が今期や来期が減収や減益になり株価が下落したからじゃないか
- 配当金の配当性向が高すぎて、企業が無理して払ってないか
- 企業の経営が健全で安定しているか
- 売上高や利益がおおよそ右肩上がりか
配当利回りをみるだけでなく、上記のような点をチェックすることによって健全な成長企業に投資し、配当金を得ることができます。
高額な金券をちらつかせる企業に注意
さいきん、「1万円以上の高額な金券を株主優待で出します!」という企業がいくつかあります。
そんな発表が出ると、計算上ものすごい実質利回りになるので、買いが殺到して株価が上昇します。
しかしちょっと待ってください。
通常、高配当株といっても3%~6%くらいです。
それが10%以上にもなるなんておかしいと思いませんか?
10%以上にもなる理由は「株価が低迷しているから」です。
高配当株に投資するときのチェックリストに、企業の経営が健全で安定しているかを挙げました。
高額な金券をちらつかせる企業のほとんどは、ここに疑問符が付く企業が多いんです。
企業業績が芳しくなく株価が低迷して困っていて株価を上げるための対策として、高額金券を出してきた可能性があります。
そのような企業が増えた理由は、東京証券取引所が上場基準の厳格化を打ち出したことが理由のひとつです。厳格化された上場維持基準を満たせない企業は最悪の場合、上場廃止になってしまいます。
株価が低迷していてそれを避けたい企業が起死回生の手段としている場合があります。そんな企業はもちろん要注意です。
高配当株だからとやみくもに投資せず、かならず企業の情報やチャートをみるようにしましょう。