FX ほったらかしグリッド作戦を実行するには、いくら資金が必要か

FX FX

トラリピやループインフダンなどグリッド戦略をFX外国為替で実行するためには、いったいいくら資金が必要になるのか、計算する方法です。

FXグリッド作戦の準備 : 通貨ペアの高値と安値を調べる

FXのグリッド作戦とは、碁盤の目のように網の目状にエントリーとイグジットを一定間隔で並べて、価格の上下動を根こそぎ利益に変える作戦のことです。

この仕組みを自動化したものを、トラリピやループイフダンと呼んでいるFX業者もあります。

網の目状に売買の罠を張り巡らせるためには、まずグリッド作戦を使いたい通貨ペアの長期変動における、高値と安値を調べる必要があります。

近代の外国為替は、1985年のプラザ合意以降で考えればOKです。

それ以前の為替相場は無視してかまいません。

超長期 1990年から2022年

直近の10年間

で出してみるとよいでしょう。

長期のFXチャートはたとえばアメリカのyahoo!financeとかで見ることができます。

Quote Lookup の検索窓に通貨ペア名(たとえばUSDJPY)を入力して、Chart 5Y(5年) やMAXの期間見てみましょう。

yahoo!financeで長期チャートを見てみる

高値と安値の価格差は、通貨ペアごとに大きさがけっこう異なります。

大きなペアだと、高値と安値の価格差が日本円の通貨ペアで約50円(それ以外の通貨ペア 0.50 = 5000pips)、小さいペアだと10円(0.10 = 1000pips)と、通貨ペアによってけっこうな幅があります。

参考資料:
ループイフダン変動幅確認表アイネット証券

FXグリッド作戦の準備 : 必要な証拠金は1円の間に何本仕掛けるか次第

FXグリッド作戦では、網の目状に仕掛ける本数とその金額で、最低限必要な資金額がわかります。

50円の範囲に1円間隔で50本の1万通貨を置くケースで、基軸通貨価格をわかりやすく便宜上100円とした場合、

価格100円 × 50円の範囲 × 1円に1本 × 1万円 = 5000万円

になります。

(通貨を買うのに必要な金額が100円、1ポジション 1万通貨=0.1ロット)

この5000万円はレバレッジが1倍の話です。

(1ドル=100円のときに50万ドルぶんの外貨預金をしたのと同意)

相場が範囲の端から端までもっとも逆進した場合、これだけの金額のポジションを持つことになります。

FXなのでレバレッジ1倍でやることはなく実際のレバレッジが国内FX業者の場合25倍なので、実際に必要な証拠金の金額は

5000万円 ÷ 25倍 = 200万円

となります。

これは1円(100pips)の間に1本の場合。

もし1円に2本置くなら倍の400万円、5本なら1000万円、10本置くなら2000万円と、50円もの大きな価格差がある通貨ペアだと、ほったらかし運用にしたい場合に資金力にかなりの余裕が必要です。

一方で高値と安値の差が約1000pipsの通貨ペアの場合には、

100円 × 価格差10円 × 1円に1本 × 1万通貨 = 1000万円

と、50円差に比べる5分の1になります。

さらにレバレッジ25倍を適用するとマックス必要な証拠金、

1000万円 ÷ 25倍 = 40万円

この金額ならば、なんとか開始するために準備できそうな金額になってきました。

FXグリッド作戦の準備 : 含み損や変動幅を外れるケースでも資金の余裕が必要

FXでは証拠金だけを用意すればよいのかというと、もちろんそうではありません。

余剰証拠金とよばれる、FX業者に預け入れた金額 – 証拠金 がいくらか必要になります。

その余剰証拠金の金額の範囲で、一時的な含み損を抱えたり、予定していた価格変動幅から外に価格が外れてしまったときの含み損を耐えられる必要があります。

1本 1万通貨で仕掛けている場合、価格が1円逆行すると1万円の含み損が発生します。

5円逆行で5万円、10円で10万円となります。

含み損にレバレッジは適用されず、含み損はもろに効いてきます。

最初の例、50円範囲に1円に1本間隔で1万通貨を張り巡らせたケースで範囲の端から端まで価格が逆行した場合、

簡易計算で、50本 × 50万円 ÷ 2 =1250万円 の含み損が発生します。

ストレスで夜も満足に寝られない金額になってしまいます。

証拠金200万円+含み損1250万円=1450万円

ここで終わればいいですが、範囲の端からこぼれて設定したレンジ外に価格が行ってしまった場合、さらにどんどん含み損が膨らんでいきます。

多くの含み損を抱えて余剰証拠金の残りがなくなると強制ロスカットになってしまいます。

中長期でグリッド作戦を実行するためには、大きく価格が逆行しても耐えられるだけの余剰証拠金がある状態で運用することが大切です。

大きな価格差がある通貨ペアは得られる利益も大きいですが、損を出すとき含み損も甚大になると覚えておいてください。

グリッド作戦を始める場合は、まずは高値と安値の価格差が小さいたとえばAUDの通貨ペアからやりはじめていって、資金が増えていく段階で価格差の大きなペアも考慮するのがよいでしょう。

FXグリッド作戦の準備 : 大きな含み損を回避するには

脅すような金額を見せましたが、実際の場合そんな含み損をかかえなくてよいようにする戦術が必要です。

大きな含み損が発生するケースというのは、グリッド作戦の方向性と実際の相場の方向が逆行してしまったケースです。

トレンドが上昇しているときに、売りのグリッド作戦を実行してしまうと価格が上昇するたびにどんどん売りポジションをかかえて、含み損が発生してしまうことになります。

逆に、トレンドが下降のときに買いグリッド作戦を実行しているときも含み損になります。

要するに、トレンドに逆らうことを極力避けるようにすれば、大きな含み損を回避できます

余剰証拠金を増やすにはどうすればよいか

余剰証拠金とは、預け入れた金額からポジションぶんの証拠金を差し引いた金額です。

この余剰証拠金がたくさんあればあるほど、逆行に耐えることができます。

余剰証拠金を増やすためにどうすればよいか。

一つは、1本あたりの金額(通貨単位)を減らす

今回、1万通貨で計算しましたが、ほとんどFX業者では1000通貨からポジションを持てます。

1万通貨を1000通貨に落とすと証拠金は1/10になり、そのぶん余剰証拠金が増えます。

または、1円(100pips)あたりの本数を減らす

網の目状に仕掛ける本数を減らすことでも証拠金を減らせます。

金額も本数も減らさず、もっとも効果的に余剰証拠金を増やす方法は、

海外FX業者を使うことです。

国内FX業者のレバレッジ25倍ですが、海外FX業者は100倍~2000倍のレバレッジを適用でき、そのぶん証拠金を大きく減らし余剰証拠金にまわすことが可能です。

逆行したときの含み損に耐えやすい体制を作れます。

海外FX業者とグリッド作戦の相性はバッチリです。

国内FX業者にこだわりがないなら、海外FXも考慮してみるとよいでしょう。

日本人が多く利用している海外FXを3つ紹介しておきますので参考にしてください。

XMTrading

Axiory

Exness

追記 最大で建てられるポジション数はFX業者ごとに異なる

グリッド作戦を実行する場合に気にする必要があるのが注文できる最大ポジション数です。

グリッド作戦では、逆行した場合に多くのポジションを保有する可能性があります。

また複数の通貨ペアを同時に自動売買することもあります。

ちょっと心もとないのがXMTradingで、最大で200ポジションしか持てません。1から2通貨ペアのグリッド作戦が最大実行数というところです。

それに対して、Exnessは1000ポジションAxioryに至っては無制限のポジションを持つことが可能になっています。

たくさんの通貨ペアで自動売買したい場合、複数のFX業者を併用することを考慮してみましょう。

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