通常のMACDは、指数平滑移動平均線(EMA)を用いています。
その場合、単純移動平均線との併用時にずれが生じてしまいます。
この単純移動平均線のMACDインジケーターなら、そんなずれが生じません。
MACDインジケーターはおすすめ
MACDインジケーターは、MT4に標準装備されています。
FXブローカーが用意している専用アプリにも、MACDはかならず搭載されているくらい、移動平均線と並んで、ポピュラーなインジーターです。
移動平均線を好んで用いている人はSMAかEMAか選んで使えるのに対して、なぜかMACDはEMAしか選べない仕様のMACDだけが提供されている場合があります。
EMAしか選べないMACDインジケーターだけしかない場合は、ほかから調達してくる必要があります。
このページではSMA版のMACDインジケーターのダウンロードが出来ます。
単純移動平均線のMACDインジケーターのダウンロード
MT4(MetaTrader 4)用のSMA（単純移動平均線）版MACDインジケーターのダウンロードは次のリンクから可能です。
SMA版MACDインジケーターをダウンロードしたら、MT4のメニューから
MT4 > ファイル(F) > データフォルダを開く > MQL4 > Indicators
の中にダウンロードしたmcMACDsma.ex4ファイルを入れます。
MT4に戻って、ナビゲーターウインドウのインディケータを右クリックして更新を選びます。
これで使える準備が整いました。
インディケータ一覧のなかにあるmcMACDsmaを選んで「チャートに表示」かチャートにドロップすれば設定画面が出ます。
設定画面で、「短期SMA(Fast SMA Period)」「長期SMA(Slow SMA Period)」「シグナル(Signal SMA Period)」の期間、「倍率(Ratio Difference)」「色の設定」で色や線の太さ、スタイルを変更可能です。
サブウィンドウに、MACD線、シグナル線のほか、MACD線とシグナル線の差がわかるOsMAのヒストグラムが表示されます。
「倍率(Ratio Difference)」でヒストグラムの高さの倍率を設定できます。
レンジになったときや大人しい上昇下降時には差がとても小さくヒストグラムの表示が極小なときがあります。
そんなとき、倍率を大きくすることで拡大鏡のようにヒストグラムを大きく表示可能です。
