2022年11月は、ドル円が148円から138円に大きく価格が下落した(円高に振れた)月でした。
そのとき、FX取引に参加している個人がどう動いたのか知る手掛かりが、主要通貨ペア月間取引状況です。
主要通貨ペア月間取引状況は毎月、金融先物取引業協会が日本国内の店頭FX49社の売買状況をまとめて公表しています。
それを見るとわかるのは、大きく値動きしたドル円相場の動きにあわせて、取引量が前月比で45.5%も増えたということ、建玉の残高を見ると、-12.79%と売り残高と買い残高がともに減少していて利益確定やロスカットでかなりのイグジットがあったということです。
USDJPYが売買ともに残高が減ったのに対して、GBPJPYは売り残が大きく減少した一方で、買い残は増加しています。スナク氏が10月末に英首相に就任し英ポンド相場の地合いが変わったのもあるでしょう。