株式投資やFX、商品先物に利用されるテクニカルにGMMAというものがあります。
複数本のEMAを束ねて、短期投資家と機関投資家の動きを視覚的に表します。
GMMAが綺麗に並んでいるときはトレンド中
GMMAは、短期EMA(指数平滑移動平均線, Exponential Moving Average)6本(短期投資家)と中長期EMA6本(機関投資家)の2つのグループがチャート上でどう絡み合うかで相場の方向性をみます。
6本のEMAが交わることなく綺麗に並んでいるとき、それはトレンド発生中です。
6本のEMAが交差したりねじたりするとき、調整中やトレンド転換に兆しありと判断できます。
でも、画面上で見ていると、6本の束が収縮しただけなのか、それともねじれているのか、よくわからないときがあります。
そんなときに役に立つのMACDインジケーターです。
GMMAのねじれ(調整やトレンド転換)はMACDでかんたんにわかる
GMMAのねじれとは、6本ある期間が異なるEMAの線が重なりあう様のことです。
移動平均線が重なるということは、移動平均線が交差したということになります。
移動平均線の交差、すなわちゴールデンクロスやデッドクロスといえばMACDです。
MACD線がゼロクロスするとき、2本の移動平均線が交差した瞬間です。
だから、GMMAのねじれはMACDを使えばかんたんに発生がわかるんです。
GMMAのねじれがわかるMACDの設定
GMMAは、短期の投機家をあらわす第1グループのパラメータが3、5、8、10、12、15、長期の機関投資家をあらわす第2グループのパラメータが30、35、40、45、50、60を通常用います。
さすがに期間3と5のMACDでは忙しく変わりすぎるので、その次の組み合わせ、5と8のMACDを使います。
加えて、短期最後の2本 12と15のMACD、短期と長期の間隔を見られる15と30のMACD、長期最初の2本 30と35のMACD、長期最後の2本 50と60のMACD。
この5通りのMACDをみれば、GMMAの交差が丸わかりで、GMMAを表示させなくてもよくなります。
ここでは、5通り全部を挙げましたが、実際には5と8、15と30、30と35の3通りのMACDで事足ります。
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